ミノッティ日記。サッカーの追求と追究。

都リーグの選手兼任監督が「サッカーとは」を追います。

日々の試行錯誤はいつか。。

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監督になってから約3ヶ月。
純粋な選手目線だけでなく、チームを指揮する立場になってから今までとは全く別の試錯誤な日々が続いてます。

社会人選手と海外志望の選手たちとで融合しているウチのチームは選手の入れ替えも激しいのでシーズン中に所属メンバーが固定されることはほぼ無いです。現状、公式戦を5試合終えていますが、毎試合メンバーを若干変えています。
今の所、開幕戦の敗戦以降は4連勝で来ていますが、簡単だった試合はもちろん無い。

 

「海外を目指す選手たちなんだから、東京都2部なんて勝って当然」

 

と思われる方も結構いると思いますが、実際には都リーグのレベルも上がってきていて(元プロが所属したり海外プレイヤーが引退して社会人チームに入るなどの例が増えてきた)、一筋縄ではいかないんですよね。
純粋に能力のある選手がどのカテゴリーにも存在してるし、本気でやらなくなって遊びの一環でプレーし始めた選手ほど脅威的だったりしますから、本当にサッカーって凄いなと、改めて感じます。

ただ、都リーグ苦戦する選手なんか海外にいってもたいして活躍出来ないでしょうと思われても仕方ないし、事実ではあります。
僕自身結局Aリーグに行くためのチャンスさえ掴めませんでした。

 

そんな選手がいきなり古巣の監督をやっているわけですから。
今までに一緒にトレーニングしていた選手が監督をしているわけですから。
そりゃ選手たちの戸惑いは大きいわけですよね。距離感も難しくなりますよね。

それは百も承知で引き受けたので、自分なりの覚悟と決意を持って挑戦していますが本当に難しい。こんなにも「選手を観る」ことが大変だとは。

 


どんなトレーニングをしてるのか。


そう聞かれるようになったんですが、僕はもう本当に現役の時に感じていたモノをシチュエーションに分けて直接落とし込んでいるだけです。

正解は与えないように。
サッカーなんて即興の連続だから「ここはこう!」という指導はしないです。


「まずはこれやってみようぜ。そしたら派生して色んなプレー出てくるから」
というようなニュアンスで。
ただ、僕が持っている理論はたまに教えたりはします。それを鵜呑みにさせないように気をつけながら、尚且つそれをヒントにしてプレーの幅を広げてもらう。というのは念頭において。



なるべく面白いなって感じるトレーニングをさせてあげたくて。
いつもは選手がどんなプレーをしているか、よりも
どんな顔付きと姿勢でトレーニングしているか。
を見る方が割合でいうと大きいですね。


監督の要求することがなかなか出来ないのはわかっているから、それをやろうとする姿勢だったりの方が実は大事で。
自発的な選手は必ず後に伸びると信じているので、サッカーに真摯に向き合える選手たちを見ていると「もっと試行錯誤しないと」と思います。


ただ現実はね、
全選手が同じ方向に向かっているとは正直思えない。
いや、これダメなんですけどね。ダメなんだけど、人って他人に何か言われてその場で頷くことはするんだけど実際には変わらない。人は簡単に変えられない。
っていうのを痛感しているから、もう我慢するしかないんですよね。これもまた学びだと。


こういう部分も選手たちにはもちろん伝えてあります。


そういう選手は試合で使えないんだよと。
怖くて使えないんだよと。
信頼してピッチに送り出せないんだと。


これが1シーズン続くわけですから、そりゃ白髪も増えますよね。笑


けどこの経験は無駄では無いですからね。
こんなにサッカーに携わる人間と相見えるなんて最高なんだと。
選手以上に。僕も選手はあるんですが、誰よりもサッカーと向き合っていかないと。


それがいつか何か大きなプラスになることを祈って。

それがHBO東京のためになる信じて。

 

明日は第6節。
vs FC.N との一戦です。
5連勝に向けての準備を。

 

 

 

それでは!

HBO東京 選手兼監督

ミノッティ