ミノッティ日記。サッカーの追求と追究。

都リーグの選手兼任監督が「サッカーとは」を追います。

現代を生き抜くために必要な「プロフェッショナル」な心。

 

 

さて、この記事内容を書く前に。
自身が監督をしているHBO東京の第7節の試合について書いておかなければならない。


2019年7月7日。
長いサッカー人生の中でも忘れられない日になった。
世間は七夕。性懲りも無くサッカーに携わっているのでどんなイベントがあろうともサッカーが最優先。自分が望んだ生活スタイル。その1つに週末の試合、公式戦がある。


選手として、また監督として所属しているHBO東京の試合。
この七夕マッチは丁度折り返し地点の第7節。相手は首位を走る警視庁サッカー部。
両チームに優勝の可能性があり、HBOはこの試合を勝てば上位に大きなプレッシャーを与えられる絶好のチャンスだった。警視庁はHBOに勝つことで優勝へ大きく前進することになる一戦。


結果は3−2で敗戦。色々な原因はあるだろうが
その一つは間違いなく監督である俺自身の致命的なミスだった。
GKへの不用意なバックパスをかっさられてそのまま失点。結果的にこれが決勝点になった。
その後にウチのPKがあったがこれを失敗。3-3にするチャンスを生かせず。
失敗した本人もショックを受けていた。彼にとって試合中のPKを失敗したのは初めてだったらしいから余計に。


俺は俺で違うショックを受けていた。というより失望した。
サッカー人生25年の中で最も最悪なミスプレーだろう。
言い方は悪いがハッキリとした”クソみたいなミス“だった。


試合前円陣で、普段は言わないような事をチームで共有した。


「身につけているユニフォーム、スパイク、全部に魂を込めて戦おう」

普段から選手には「目に見えない部分を大事にしよう」と伝えている。それは普段からプロフェッショナルであって欲しいとの願いがこもっている。


ブーメランのように自分に返ってきた。

選手兼任監督を謳ってるお前はどうだった?」

言葉にならない。
自分はプロフェッショナルでいれただろうか。


所属する選手をベンチに残し、
自らをスタメン起用し、
敗戦に直結するミスをして、敗戦。

これ以上に愚かな事は無い。


ウチはサッカーで海外渡航、海外でプレーすることを目指す集団。仮にも俺はオーストラリアで4シーズン、微々たるものだけど給料を貰いながらプレーしていた選手であり、いつ何時でも選手の模範でなきゃいけない。たいしたプレーヤーでもなくある程度の実績しか残せなかったが、今はそういう立場にある。
ウチのチームは正直言ってかなりの問題を抱えているが、こんな監督なのでそれは問題も起きるし選手からの不満も出るだろう。だけどそれは覚悟の上で監督就任なので今更キツイしんどいなどとも思わない。一年目で全てが上手くいくほど単純ではない。人生と一緒で、自分の思ったようにいかないこと方が多いに決まっている。


などなど。そんな色んなものが込み上げて来て、7/7の試合後は悔しくてたまらなかった。
試合後に仲間と数時間過ごしてだいぶ軽減されたが、それが無かったらまた不整脈になっていたかもしれない。笑
支えてくれる仲間にはいつも感謝しかない。
出来損ないの監督をいつも支えてくれている。


何より、試合に出せなかった選手に、怪我で出られず常にサポートしてくれている選手に申し訳なかった。


ただそれでもまだリーグは続くし、優勝の可能性もゼロではない。この先何が起こるかはわからない。
また次の準備をして目の前の一戦に力を注ぐだけ。
海外を目指す選手たちに向けて試行錯誤を繰り返すこと。


愚かな選手兼任監督はまだ地を這いつくばって頑張るしかない。
またみんなの力を借りよう。

 

さて、ここまで言うくらいなら辞任しろよって感じですが。笑
ここで自分がいかに愚かな監督だと、卑下ばかりして悲劇の主演男優みたいな、あるいは被害者面してるようなダサい内容が続くと本当に書きたいことが逸れてしまうのでここまで。笑


次回は、最近感じている「プロフェッショナルでいること」について本題に入っていきます。

 


続く。。